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天皇機関説って今思うと「は?当たり前だろ」って話だよな

1:名無しのJ民

これなんであんなブチギレられたん?
現代の感覚だと、国は法人で、天皇はその最高機関って考え方、別に変じゃないやん

4:名無しのJ民

いや、当時の感覚だと全然当たり前じゃなかったんだが?

8:名無しのJ民

そうそう。今の会社法人みたいに「国」を捉えるのがそもそも無理がある時代。
天皇が神聖不可侵の存在で、国のトップじゃなくて「国そのもの」みたいな扱いだったからな。

12:名無しのJ民

いやいや、だって憲法があるんだからその下でしょ?

16:名無しのJ民

大日本帝国憲法は天皇が定めたって形式になってるからな。
しかも「統治権は天皇に属する」って書いてある。

19:名無しのJ民

ほーん。で、美濃部達吉って人が「いや、天皇は国の『機関』だよ」って言ったんやろ?

22:名無しのJ民

そう。それが「天皇機関説」。

24:名無しのJ民

「機関」って言うと、なんか「部品」みたいで失礼やんみたいな空気だったん?

27:名無しのJ民

まさにそれ。天皇は神の子孫で、日本は天皇の国体そのもの、ってのが当時の建前。
それを「国という体の心臓部だけど、体の一部だよ」って言ったら、そりゃブチギレるわ。

28:名無しのJ民

でも、その方が政治がやりやすくなるんじゃないの?
天皇が「機関」なら、内閣とか議会が政治の実権を握りやすくなるってことだろ?

30:名無しのJ民

その通り。美濃部達吉の理論は、立憲君主制を現実的に運用するための学説だった。
天皇の権限に法的な制限を加え、議会政治を強化しようとしたんや。

32:名無しのJ民

なるほどね。なんか今の感覚だとめっちゃまともなこと言ってるやん。

34:名無しのJ民

そう、だから「当たり前だろ」って思うんだよな。

37:名無しのJ民

でも当時の右翼とか軍部は、天皇の権威を盾に好き勝手やりたかったわけやん。
だから美濃部みたいなのが邪魔やったんやろ。

41:名無しのJ民

鋭いな。まさにその通り。
天皇機関説が広まると、天皇の意思と称して軍部が暴走するのを止められる可能性が出てくる。

42:名無しのJ民

軍部「天皇陛下の思し召しである!」
美濃部「いや、陛下は国の機関なので、法律に従って内閣が決定すべきです」
軍部「キエエエエエエエエエエエエエエ!国体破壊だああああああああ!」
って流れやな。

43:名無しのJ民

わかりやすい。

46:名無しのJ民

結局、美濃部達吉は貴族院議員までやってたけど、叩かれまくって辞職に追い込まれて、本も発禁になったんだよな。

48:名無しのJ民

それどころか、右翼に襲撃されて怪我もしてる。

50:名無しのJ民

ひえっ…言論で戦うって命懸けやな。

53:名無しのJ民

なんでそこまでして潰したかったん?
天皇が機関になったら、天皇の権威が失われるってこと?

55:名無しのJ民

権威が失われる、というより、統治権の主体が天皇ではなく「国」になる、という点が問題だった。
天皇が主体なら、天皇の意思が絶対。機関なら、法律や憲法に従った国の意思が絶対。

56:名無しのJ民

つまり、天皇機関説は、天皇制そのものを否定するものではなく、
天皇の権威を利用して政治を動かす勢力を牽制する理論だったわけだ。

59:名無しのJ民

そう。だから、軍部とか天皇の権威を借りて勢力拡大したい連中には邪魔だった。

61:名無しのJ民

美濃部さん、完全に正論パンチマンやん。

62:名無しのJ民

でも正論が通らないのが歴史なんだよなぁ…

64:名無しのJ民

当時の国民はどっちを支持してたんだろ?
やっぱ「天皇陛下万歳!」な雰囲気だったんかな。

67:名無しのJ民

そりゃそうよ。義務教育で刷り込まれてるし、メディアも大本営発表みたいなもんやろ。

69:名無しのJ民

国民も、天皇を「機関」って言われたら「陛下をなんだと思ってるんだ!」って感情的になったんやろな。

70:名無しのJ民

感情論で論破されるのが一番きつい。

74:名無しのJ民

結局、国体明徴声明とかいうので「天皇機関説は間違ってる!」って政府が正式に発表したんだろ?

77:名無しのJ民

そう。岡田啓介内閣が「国体明徴声明」を出して、天皇機関説は完全に否定された。
これにより、天皇は「元首」であり「統治権の主体」であることが明確化された。

81:名無しのJ民

これって事実上の思想統制やん。

83:名無しのJ民

その通り。学問の自由も言論の自由もクソくらえって時代。

86:名無しのJ民

この後、軍部の暴走がさらにエスカレートしていくんだよな。

90:名無しのJ民

そらそうよ。天皇機関説が潰されたことで、天皇の権威を笠に着た連中がフリーハンドになったわけだから。

93:名無しのJ民

軍部が陸海軍大臣現役武官制を利用して内閣を倒壊させまくってたのもこの頃やろ?

95:名無しのJ民

賢いな、^ニキ。まさにその通り。
あの制度も天皇機関説潰しと相まって、軍部の政治的発言力を絶大にした。

99:名無しのJ民

つまり天皇機関説がもし受け入れられてたら、歴史は変わってた可能性も微レ存…?

101:名無しのJ民

もちろん。もし天皇機関説が定着してたら、議会政治がもう少し機能して、軍部の暴走を食い止められたかもしれない。
少なくとも、天皇の意思という不明瞭なもので全てを押し通すのは難しくなったはず。

104:名無しのJ民

ああ…もしそうなってたら…

105:名無しのJ民

たらればは歴史にはない。

109:名無しのJ民

でも「機関」っていう表現が良くなかったんじゃないか?
「統治権の主体は国であって、天皇はその最高責任者」とか言い換えればよかったのに。

112:名無しのJ民

当時は「機関」って言葉にそんなネガティブなニュアンスは無かったらしいで。
法律学的にはごく普通の言葉だった。

115:名無しのJ民

そうか。言葉の受け取り方も時代で違うんやな。

116:名無しのJ民

じゃあ、天皇機関説が潰されたってことは、憲法学者とか、まともなインテリ層はみんな口を閉ざしたってことか。

118:名無しのJ民

ほとんどそうやね。怖くて誰も口出しできなくなった。
美濃部達吉が文字通り命を狙われたのを見たら、そら皆震え上がるわ。

121:名無しのJ民

でもさ、大日本帝国憲法自体が、天皇の権限を制限する立憲君主制を目指してたわけでしょ?
伊藤博文とかもそう考えてたはずじゃん。

123:名無しのJ民

そう。だから美濃部達吉の理論は、伊藤博文の憲法解釈の延長線上にあるとも言える。
それが時代が下るにつれて、どんどん歪んでいったわけやな。

124:名無しのJ民

つまり、帝国憲法の設計思想を正しく理解しようとしたら、機関説に行き着く、ってことか。

127:名無しのJ民

そういうこと。でも、当時の社会情勢や軍部の影響力が強すぎて、その「正しさ」が排除された。

131:名無しのJ民

なんか悲しいな。
真面目に国のこと考えてた人が、時代と感情論に潰されるって。

133:名無しのJ民

そういう歴史を繰り返さないために、今があるんやで。

134:名無しのJ民

日本国憲法は天皇を「象徴」って規定してるけど、これは天皇機関説に通ずるものがあるってこと?

135:名無しのJ民

かなり近いよ。
日本国憲法では天皇は「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」。
統治権の主体は国民、天皇は象徴という役割。

136:名無しのJ民

なるほど、天皇機関説の思想が、形を変えて戦後に実現したってわけか。

138:名無しのJ民

そう考えると、美濃部達吉はまさに時代の先を行き過ぎた男だったんだな。

139:名無しのJ民

未来人やんけ。

141:名無しのJ民

なんJ民は天皇機関説とか理解できるんか?

143:名無しのJ民

できるわけねーだろ。

144:名無しのJ民

ワイは「野球は世界の機関であり、イチローはその最高機関」と理解した。

146:名無しのJ民

150:名無しのJ民

野球で例えるなや。

153:名無しのJ民

でもイチローが国体そのものみたいな空気はあったな。

154:名無しのJ民

ちょっとわかる

157:名無しのJ民

いや、イチローは神の子孫だろ?(錯乱)

158:名無しのJ民

また脱線してる…

160:名無しのJ民

まあ、天皇機関説が潰されたのが、日本の戦争への道筋を決定づけた一因になったのは間違いない。

163:名無しのJ民

うーん、そう考えると、歴史ってホントに紙一重やな。

165:名無しのJ民

もし機関説が残ってたら、軍部が暴走しにくかったってのは、かなり有力な説だわな。

168:名無しのJ民

でも、軍部が暴走した原因はそれだけじゃないしなぁ。
世界情勢とか、経済とか、いろんな要素が絡み合ってるから。

172:名無しのJ民

そりゃそうだけど、思想的なバックボーンがしっかりしてれば、多少は抑えられたんじゃないかとは思う。

175:名無しのJ民

権力者が自分たちの都合のいい解釈を押し付けるのは、いつの時代も同じやね。

177:名無しのJ民

今もやってるぞ。

178:名無しのJ民

180:名無しのJ民

結局、歴史は勝者が作るんやなって。

183:名無しのJ民

美濃部達吉、当時としては超エリート中のエリートやろ?
そういう人でも、民衆の感情と国家主義的な圧力には勝てなかったってことか。

184:名無しのJ民

悲しいけどそれが現実。
学者の理論が、大衆の感情と権力の思惑に踏み潰される。

188:名無しのJ民

ワイらの意見も、なんJの外に出たら踏み潰されるからな。

190:名無しのJ民

いや、なんJの中でも踏み潰されてるだろ。

191:名無しのJ民

正論は時に人を怒らせるからな…

194:名無しのJ民

でも、こういう歴史を知ることで、今の憲法がいかに大事かってのが分かるよな。

196:名無しのJ民

ほんこれ。
表現の自由とか学問の自由とか、当たり前じゃないんだって思うわ。

197:名無しのJ民

美濃部達吉の墓参りでも行くか。

199:名無しのJ民

さすがにそこまでする義理はないやろ。

200:名無しのJ民

でも、こういう賢い人がいたってことを、もっと知られるべきやと思うわ。

203:名無しのJ民

まあ、歴史の授業で習うけど、サラッと流されがちだよな。

204:名無しのJ民

今の若い子に天皇機関説って言ってもポカーンやろな。

205:名無しのJ民

なんJでスレ立つくらいだから、まだマシな方じゃね?

209:名無しのJ民

ワイもこのスレで初めてちゃんと理解したわ。

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